さて、今のインビザ矯正が終わったら
来年あたりの最後の仕上げには
セラミックの歯を装着します。
いったんセラミックを装着したら
その色はそうそう変えられませんので
どんな色にするか
自分でしっかり考えておきたいところです。
そこで、セラミックの歯を付けている方々を
そっと観察してみたのですが
なんとなく
男性は真っ白な歯をいれがちな一方で
女性はそれほど真っ白にしていないような気がして
この差はなんだろうと、不思議に思っていました。
それで思い出したのが、
「そういえば、住宅の仕事でも
色の感覚って結構な男女差があったな…」って話です。
住宅業界あるある:新居の色決めで揉める夫婦
以前、建築・インテリア業界で仕事をしていた頃
住宅の内装の打ち合わせの際に
木部の色決めでなかなか話が進まないことが
結構多かったんですよね。
ここを揉め出すと大変なんですが、
インテリアを考える際に
床、窓枠、ドアなどの木部の色って
まず最初に決める部分なので
どうしても避けられないステップなのです。
よくあるパターンだと
女性側が床や窓枠の色(大抵、木の色)について
細かい指摘をすると、
男性側が「全部同じ色に見える」あるいは
「違いがわからない」的なコメントを返して
そこから揉め始める…という感じでした。
私も当初は、好みが合わない夫婦って多いなとだけ
思っていたのですが、
たまたま2012年のナショジオの記事で
男女で物の見え方が違うと知り
ものすごく腑に落ちた覚えがあります。
そもそも見え方が違うんだから
話が噛み合うはずがなかったんですよね。
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
それ以来、色について揉め始めたご夫妻には
必ずこのお話をするようにしていました。
お互い、生物として知覚できる範囲が違うのだから
そこは揉めても仕方がないですよー、と。
女性側には
「彼は、その色の差は判別できない生き物だから
責めないであげて」
男性側には
「彼女は、その色の差が気になっちゃう生き物だから
責めないであげて」
って言っておくと、揉め事がちょっと収まっていた気が…。
女性は、色の微妙な違いをより正確に識別している
ニューヨーク市立大学ブルックリン校の心理学教授
イズリエル・エイブラモフ(Israel Abramov)氏らが
男性と女性の色の見え方の違いを調査し、
その違いがどのようにして生まれるのかを調べています。
論文タイトル:”Sex differences in color vision and the complexity of color perception”
ざっくりいうと、色に関するテストで
果物のオレンジ色が
「男性には女性より少し赤く見えて」
緑の草は
「女性の方がより緑色に見え、
男性には少し黄色がかかって見える」んだそうです。
ということは、同じ「白い」ものを見ているときにも
男性の方が、より赤味や黄色味を感じている
可能性があるわけです。
だから、男性の方が真っ白な歯にしたがり
(彼らにはそれでも少し黄色がかって見えている)
女性の方が、もう少しオフホワイト気味の色を
選ぶのかもしれないなと、ふと思ったのでした。
男性は、細部の素早い変化を明確に見分けている
男性は、動いている物体や変化している色に対して
より敏感らしいですね。(狩猟向き?)
男性にモニターで表示するタイプのゲームが
上手い人が多いのはこのためでしょうか?
そういえば、ファミコン等々のテレビゲームで
昔から私は弟に勝てたことが一度もないので
なんだか納得感あります。
そんなわけで…
個人差も勿論あると思いますが
私が少しオフホワイト気味の歯を希望しているのは
この辺りの知覚が関係していそうな気がしますね。
もう少し時間がありますし、引き続き研究してみます。
コメント