インビザ矯正、終了しました。

歯列矯正

マウスピースを全て使い切り、
歯の移動がついに完了しました。
あんなに山盛りだったマウスピースの箱が
今や全て空っぽになっているのを見ると
片付いた感もあって嬉しいですね…。

矯正前後の比較画像

30年ほど前にも矯正をしていますし
今回はそんなに大きく歯を動かしたわけでは
ありませんが、比較画像を作ってみました。

最も歯並びが乱れていた下顎の前歯が
きれいに揃っているのが分かります。
(リアルな写真はちょっとアレなので
 ソフト加工しています)

【上の写真】矯正前
骨隆起を一箇所切除した時の糸が見えてますね…。
まだ仮歯をつけていない、全て自分の歯だけの状態です。
【下の写真】矯正終了後
仮歯装着済み。
あちこち仮歯が欠けていますが、歯の移動には
影響しないので、当面このままでOKなのです。

1年以上を耐えてくれた仮歯。食いしばりの力によくここまで耐えてくれました…感謝…

本当に今日で、矯正終了できる?

ひとつ、下顎の仮歯の前面がまだ
少し凸凹しているのが気になって
T先生に質問してみました。

すると、今の段階では
歯を移動させるためにつけた仮歯の「厚み」が
一本ずつ違うため凸凹しているだけだそうで…

歯を裏側から見ると
仮歯が被さっていない自分の歯の根元が
確認できるのですが、
これが下顎の骨の形に沿って(これ大事)
ちゃんと並んでいるから大丈夫、とのこと。

歯の後ろ側のラインに注目。下顎の骨に沿って、それぞれの歯がちゃんと並びました。

これで本番のセラミックを装着すれば
前から見た歯並びも揃うし、
機能的にもちゃんと噛めるようになるとのことでした。

なるほど。
まずは顎と歯が正しい位置関係になっていないと
安心して長く噛み続けられませんからね。

今回の矯正の目的は…目立たないけど大切なステップでした

今回は、歯並びそのものは
それほど滅茶苦茶ではなかったので、
・30年前にやった矯正の後戻り分を修正する
・食いしばりですり減った自分の歯に
 最終的にセラミックの歯を乗せていくための
 土台配置修正、そして必要な隙間作り

これが主な矯正の目的でした。

初めて矯正するケースに比べると
目立った変化はないので
プロ好み?の矯正治療だったと言えましょう…笑

ちなみに、歯並び全体を最初から治す場合、
平均40〜50枚のマウスピースを使うそうですが
過去の矯正がそこまで崩れていなかったのもあって
38枚で十分適正な配置に整った次第です。

アタッチメントと、アンカースクリューを外します

これで歯の移動が終わりましたので、
歯の表面に貼った移動促進用のアタッチメントと
下顎の奥の骨に埋め込んだアンカースクリューを
本日全て撤去することに。

アタッチメント

バチバチゴリゴリと、ツールでこじって外します。
仮歯の上につけると外れやすいのを
T先生が工夫してつけてくださったものでした。

アンカースクリュー

こちらはしっかり麻酔をして、抜いていただきます。
「今日(スクリュー)外すねー」と言われて
「あ、そうか!矯正終わったから今日撤去なんですね!」と
すっかりやり切った気分になっていた私は
改めて、気を引き締め直したのでした…
(まだ麻酔事案が残ってた!)

以前のブログにも書きましたが、
「歯を奥に移動させる手法」として
このアンカースクリューは
素晴らしい発明だと思います。

30年以上前の子供時代の歯科矯正では
就寝時にヘッドギアをするという
寝相の悪い人間にとっては
拷問のような器具があったのですが、
今は、このアンカースクリューのおかげで
ものすごく楽に過ごせるようになったんですよね。

これほど快適に矯正ができる技術が生まれていたとは。

でも、このスクリューを使った治療方法は
まだまだ難しい手法の一つなんだとか…。

考えてみれば、歯茎が被っていて
表から見えない顎の骨に
ちょうどいい角度で
とても小さなスクリューを埋め込むなんて
聞くだけで超絶難しそうな技術です…
(人間業とは思えません…)

スクリューを抜いた後は
2〜3日で違和感もなくなりました。

T先生は、この手法を
他の先生達に教えていらっしゃる程だそうで
今回お願いできて本当にありがたいと思っています。

治療を受ける側としても、スクリューが体に適合するなら
とても快適に矯正期間を過ごせますので
この方法が広まっていくといいですね。

アンカースクリューってこんなに小さかったんです。人差し指の爪と比べてみました。こんな小さいものを骨に埋め込むなんて、よほど指先トレーニングをしないと…

矯正直後の歯形もとります

またまた登場

これから仕上げのセラミックの歯を作りますので、
改めて、矯正が終わった状態の
上下の歯の型取りをしました。

骨隆起を4つ切除していただいたおかげで
今や普通の型取り用の道具で
どこの骨にもぶつからずに取れるのは
誠に喜ばしいことです!
(前は、器具が飛び出た骨に当たってしまい
 どうしても痛む部分がありました)

そういえば、あのピンク色のムニュムニュした
アルジネートって、型取り後に唇周りについて
案外取れないものですよね…
(ついゴシゴシやりたくなる)
今度、型取りがありそうな時は
いっそマスクで隠して、そのまま帰る作戦も
悪くないかなと思っています。

最後のマウスピースは、まだしばらく使います

これから最終的なセラミックの歯を作るまで
少し時間があります。それまでは
矯正最後のマウスピースをつけておき
後戻りしないようにキープする必要があります。

でも今後は、歯を移動させるわけではないので
1日17〜20時間以上の装着は、しなくてOK。
寝ている間と午前中…?
まあ出来るだけ装着しておくという
少しゆとりのある生活を送ることができます。
つまり、大好きな「食後のティータイム」復活!

マウスピース矯正が始まってからの10ヶ月、
食後はあまりのんびりできなかった…
寂しいことですが
お茶を早々に飲み干して
歯磨きをして
インビザを装着するという慌ただしさだったので
これは、なかなかに嬉しいことです…。

幸せを噛み締めつつも(歯じゃなくて)
この最後のマウスピースを失くさない
そして壊さないように過ごさないと

そしてこのタイミングでなぜか、便利家電が次々とお亡くなりに…

電気製品大好きなのに…

矯正治療中に活用していた
昔から使っている便利家電が
なぜか今月、次々に壊れまして…

National時代のミキサー(35年以上使ったかも)

治療や手術で口の中が痛い時、このミキサーを使って
なんでもポタージュやスムージーにして
食べていました。大活躍でした。
それが突然、耐熱ガラス容器に大きなヒビが…
長い間の衝撃に、よくぞ耐え続けてくれましたね。

昔の家電って、今のものより丈夫に作られているのか
モーター部はまだ普通に動いてくれてます。
小ぶりなミル容器がまだ手元にあるので
もうしばらくは口が痛い目に遭うときの
食事の助けになってくれそうです。

Twinbardの超音波洗浄機(こちらも30年もの?)

日本製のTwinbardの超音波洗浄機。
こちらも就職してすぐ位に買ったので
30年ものでしょうか。よく頑張ってくれました…。
複雑な凸凹のあるマウスピースの洗浄には
最適だったんですよね。

分解して基盤のハンダを温め直せば治るか?など
考えましたが、諦めて小型家電リサイクルへ。

私は機械の類が大好きなので、
矯正が終わるこのタイミングで
立て続けに壊れられてしまうと
付喪神でもついていたかと
ちょっと寂しい気持ちになったのでした。
長い間、本当にありがとうございました…。


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