インビザ終了後、歯の位置が安定するのを待ちました
インビザ矯正が終了してしばらくの間は
最後のマウスピースをつけ続けて保定し
顎の骨と歯周組織が安定するよう時間をおきます。
矯正中はじわじわと歯が動いていたので
塊の肉など、固いものを噛もうとすると
歯がぐらついてうまく噛めませんでしたが、
矯正を終えて1ヶ月くらいすると
歯の根っこがしっかりしてくるので
食べる時の不安定な感じは無くなってきました。
この時期からごろごろお肉料理なども
噛んで旨みを感じられるようになります!
再度、仮歯を付け足して、体を慣らす時間をとります
最終的なセラミックの歯に仕上げる前に
ここで再度、仮歯を調整しました。
歯並びが整ったところに
再び仮歯の長さや凹凸を足して
上下がうまく噛み合う位置や凹凸の加減を
確認するのです。
これまで少しずつ顎の位置を修正してきましたが
顎や歯の周りの1ミリ移動って、
体にとっては案外インパクトがあるため
歯が長くなって噛み方が変わる時は
リハビリというか慣らし運転?が必要ってことです。
(たぶんあちこちのバランスが変わるから)
【左:治療前、右:完成予定模型】
治療前の歯の模型と現在の模型を比較すると
噛み合わせの変化が一目瞭然。
特に奥歯の高さが増し、顎が以前より
縦に伸びるのがわかります。
その分の筋肉の慣らしが必要なのです。
この写真で見ても、数ミリは顔の長さが変わっていそうですね。
今までの治療、顎リハビリで
その「インパクト」を散々体験してきているので
(軽視できない痛さだったことも)
この「慣らし時間」はありがたいです。
一気にやったら痛すぎるのでは笑
これから数週間、硬いものや噛みごたえの
あるものを少しずつ食べながら
体が新しい噛み合わせに順応していくのを待ちます。
久々に「上下ピッタリ」噛みあう感覚
今回もT先生が新しい仮歯の施術をしてくださいました!
この日は、あらかじめ作成してくださった
仮歯の帽子?をかぶせて、ボンドで
取り付けていくような感じだったのですが、
上下の高さや左右のずれの微調整もあって
とても細かい作業をしてくださって
いるように思いました。
もともと私は
「どこで噛んでいいのか全く分からない」上に、
① 歯科用の椅子で横になった状態で噛むのと
② 体を起こした状態で噛むのでは
感覚が違いました。
椅子をおこしていただいて
軽く顎のストレッチをして
リラックスした状態から歯をカチカチするなど
自分でも、どこが落ち着く位置なのか探します。
そしてパーツの付け足し作業を終えたら、
噛合せ確認の紙(咬合紙っていうそうです)で
何度もチェックします。
「ここかな?奥かな?」と悩みつつ
カチカチいわせて噛み試しながら
自然に(楽に)力を入れて噛める場所を探し
調整していただきました。
これは相当難しい調整だと思うのです…
感覚の世界、ですしね。
ただただ、すごいなあと。
そして、概ね2時間の施術後、
椅子から体を起こして
もう一度、普通に噛み合わせてみたところ…
上下がぴったり。
何この感覚!
U字に並んだ歯が全部、ふれあってる感じ。
歯って顎骨の上に、U字型に並んでいるのを
思い出しましたよ。
これが普通の人間の口…ですか?
(ここ数ヶ月、上下前歯の一部しか触れてなかったので、超久々の感覚です)
などなど驚いていろいろ口走りながら
カチカチ噛み試していると、
側頭部、耳の上あたりの
噛む時に緊張する筋肉の場所が
変わっているのに気づきました。
2時間前とは、全然違います。
人間の体の順応って面白いですね。
なんとも不思議な感覚でした。
これで、しばらく生活して様子をみるそうです。
懸念していた中心部のずれも
調整して少し揃ってきたので、
またこの後リハビリしながら整えていくそう。
ちなみに、今回の仮歯は
歯と歯の間が繋げてあるので
保定器具のように歯並びをキープする役割も兼ねています。
(以前のものは、歯の形が変わったので付けられませんしね)
というわけで、インビザでの保定は
今日で全部終了ですかね。
まいにち紅茶、飲み放題の生活が戻ってきました…。幸せです。
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