いよいよ噛み合わせ治療、開始です!
まずは、これまでの検査内容について
T先生からご説明がありました。
現状の下顎位置のずれ加減
言葉だけで表現するのが難しいので
記憶を頼りに、絵を描いてみます。
(解剖学知識はないので、イメージで)
耳の少し前あたりにある「顎関節」は、
頭の骨と下顎骨の間に
「間節円板」というクッションを挟んで動きます。
調べたところ、
どうやら私の場合、何十年も
オレンジ色で示した咬筋(噛む筋肉)で
ぎゅうぎゅう噛んだり食いしばったりしていた為に
下顎の骨の端っこが減ってるというか
間節円板がつぶれているというか
そんな状態になっていました。
(年月ってこわい!)
ちなみに間節円板は骨ではないので
レントゲン画像には映りません。
柔らかい組織なのですが、
これが長年のプレッシングでやられてしまったのか
頭の骨と下顎骨の間隔も狭くなっています。
そして噛む位置がずれて
下顎骨が奥に引っ込んでしまっています…。
(私の咬筋強い!)
咬筋発達でパンダ顔化?
余談です。
頭全体のバランスから見て
咬筋を使いすぎて
そこがよく発達しているってことは…
頬の横が丸く張り
どんどんパンダ顔化してるってこと。
(なんと!)
縦につぶれて、さらに横にも広がってるとは!
他の熊たちと違い、パンダが丸顔に見えるのは
1日14時間、竹をバリバリ噛み砕いて
咬筋を鍛えているからだし…。
これではいけない。
パンダもいいけど、正しい位置で噛んで
クマの顎を目指さなければいけない。
顎の移動先、まさかの「枠外」。
T先生が細かく計算してくださったところ
本来あるべき私の下顎の位置は
現状から1ミリ以上も
ズレた場所だったことがわかりました。
先生の説明の資料には、
今後どのくらい顎を動かしていくのかを
右下の緑のグラフに赤い矢印で示してあり…
それを最初にパッとみた時、
「グラフの外に、矢印が飛び出してる。
なんだろう?」
と思ったんですよね…。
それもそのはず、通常のケースでは
このグラフの枠内で動かすらしいですが
私の顎の移動先は枠外だったので
仕方なく飛び出し矢印になっていたのでした。
(はみ出すぎ)
もうこれだけで笑えてきます^^
道は遠いが、がんばろう。
顎の位置を調整するマウスピース。最初はうまく噛めません…
そんなわけで
今日からマウスピースをつけて
顎の位置を正しい場所に動かしていきます。
こんなに大きく顎を動かすのは
結構大変なことらしく、
T先生が苦心して作ってくださいました。
これを一日中装着して過ごすのです。
(食事の時は外します)
マウスピースの下顎側には
正しい噛み合わせ位置を示す「窪み」がついていて
ここに下の歯がカチっと嵌るつくり。
しかし。
何せ顎がずれまくっているので
そう簡単には
この窪みに下の歯が嵌まらないんですよ!
これから毎日、顎のストレッチをします
とにかく…
今の顎周りの筋肉の状態では
正しい位置で噛むことはまず無理。
なので、今日から顎まわりの筋肉の
ストレッチを始めます。
これが「顎関節のリハビリ」です。
(日々のトレーニングで目指せ「クマの顎」笑)
【顎のストレッチ】
1. 下顎を思い切り突き出します。
2. その状態で、口を大きく開けます。
それだけ。
…って思うかもしれませんが、
これが痛い…。しかも上手く動かせない。
やってみると、慣れない動きだからか
そんなにスイスイとは口が開かず、
自分でも驚くほど
ノロノロとしかストレッチできない。
(ちょっとショック)
先生にやり方を教えていただき、
これから毎日
20回×8セット=160回やることに。
例えば「トイレに行ったらストレッチ」
という感じで生活の中にルールを決めると
割と忘れずに実施できそうです。
今から2〜3ヶ月かけて
顎の位置を決めていきます。
次回の診察は1ヶ月後。
それまでにしっかり
顎のストレッチを頑張っていきます!
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