口腔外科手術記③ 骨隆起切除2回目。術後の飲み込み痛対策にとろみ剤を活用

骨隆起切除

今週は、骨隆起切除手術の2回目を受けてきました。
下顎の右の内側で、前回より大きな隆起です。

今度は右側。歯2本分以上のボリュームの骨隆起を切除します。

先週ずっと体調不良で寝込んでおり
(幸いコロナではありませんでした)
体力ちょっと落ち気味でしたが
回復がギリギリ手術日に間に合ってよかったです。

前回手術のブログを自分で読み直し
流動食の準備と、朝風呂を済ませて
いざクリニックへ。

骨隆起手術2回目、切除は15分ほどで完了

今回も、S先生の執刀です。
天才的な技術をもつ先生に再びお願いできる
安心感ったらありません…
2回目の手術は、1回目よりかなり手早く
進めてくださいました。

2時過ぎに麻酔して、
2時25分から皮?歯茎?の切除開始、
15分で骨切除完了
3時ごろには縫合も終わり、
3時過ぎには痛み止めのロキソニンを
飲ませていただくというスピード感。

前回よりも一回り大きな隆起だったのに。
流石、S先生です。

自分も前回はビビりちらかしていたので
手術中に時計を見る余裕はありませんでしたが笑
それでも、今日はあっという間に終わったのは
分かりました。

S先生曰く、
もう前回の手術のことが全部頭に入ってて
今日どうやって進めるかのイメージが
ちゃんとあったんだよとのことで、
改めて先生の凄さを感じました。
(2ヶ月前の手術を、そこまで感覚的に
 記憶してるって凄くないですか)

縫うとこんな感じになります。青いのが糸です。骨を切り取っても粘膜が余らないのが不思議。(写真はボカシ加工しました)

本当にいろいろ工夫してくださっていて
例えば、粘膜を切って剥がすのにも
できるだけ傷めないやり方があるんだとか…。

確かに、手術が短時間で終わったぶん、
傷は前回より大きいのに
ダメージが少ない実感が。

前回と違ったのは、ノミで打つ時
支えのゴムブロックは使わずに
私が自分の手を下顎に添えていたこと。
自分も2月の力加減を思い出しつつ
しっかり支えてみました(手術に参加した感あり)

今回も、歯の包帯マウスピースを装着

前回の手術時も大変お世話になった
術後の包帯マウスピース。
「無かったら泣きます」と
先生方に思わずお伝えしてしまったほど
頼りになるアイテムです。

私の下顎の歯並びが乱れている影響もあり
その場でいろいろ形を修正しつつ
しっかりと傷全体を保護するものを
作ってくださいました。
(本当に器用でいらっしゃいます)

歯並びが乱れている箇所だけカットして、手術した箇所にうまく沿うようになっています

手術後の食事の際も
傷まわりが食べ物に押されるのを防いでくれるので
安心して飲食することができました。

前回より傷が疼かなかった

前回の手術の後、3日間ほどは
このマウスピースを外すと傷が疼いて耐えられず
歯磨きするのに数分だけ外すのも辛いほどでした。
(食事中は外していいと言われていたのですが
 とてもじゃないけれど痛くて外せず、
 ずっと装着したまま
 流動食を飲んでいたほどです…)

それが、今回は
手術翌日の朝食後に外した際には
既に傷が落ち着いており、

ゆっくりと歯磨きをすることもできたのです。

J先生も仰っていましたが
手術時間が短いと、体の負担が軽くなるんですね。

ズーンとした痛みも少なかったので
痛み止め薬も3日間飲んだだけで済みました。

口内が広くなると、糸のチクチク感は軽くなるのかも

痛みが軽いとはいえ、マウスピースを外すと
喋る時や食事の時などは
糸が舌に当たってチクチクしたため
手術後3日間は
できるだけ装着して過ごしていました。
(糸をビリッとやりたくないし。絶対的安心感あるし。)

8針ほど、縫っていますしね。

それでも4日目以降になると
骨切除して下顎内側が奥歯数本分広くなった
舌の左右にスペースが生まれ
1回目の手術の時に比べると
糸のチクチクはそれほど辛くありませんでした。

それでも「ごっくん痛」はある。とろみ調整食品を活用してみた

そしてやはり…口腔外科手術の後には
ごっくん痛との戦いが待っています。

水分も必要だし、痛み止めも飲みたいのに、
何かを嚥下しようと舌が動くと
傷が引っ張られて破けそうな感じになります。
(唾を飲むだけでも痛いからツライ)

前回の経験から、
サラサラした水分より、とろみのあるものなら
舌をあまり使わず
むせずに飲み込めることがわかっていたので…

今回ためしに、介護などでもお馴染みの
「とろみ調整食品(とろみ剤)」を
使ってみました。

帰りがけに地元の薬局で購入。大抵どこでも扱っていると思います

ミキサーにかけたお粥や豆腐、ポタージュなどは
既にとろみがあるのでいいんですが、
前回、ごっくん痛で特に困ったのが
水やお茶など、普通に水分補給をしたい時だったのです。

そこで…
薬を飲む水、ほうじ茶、はと麦茶、紅茶、
カフェオレ、牛乳、野菜ジュース…、
それこそ何にでも、このとろみ剤を入れて
飲み込んでみました。

勿論なるべく舌を動かさないよう
喉の奥でちびちび飲むんですが、
痛みも少なく、むせずに上手に飲み込めるので
かなり助けられます。これはかなりオススメ!

とろみ剤は分包タイプが便利!術後のおすすめアイテム

口腔外科手術をした後に
ごっくん痛があるのは1週間位だと思います。

写真のような分包タイプの商品なら
余っても保管しやすいし、外出先にも持参できますよ。

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