口腔外科手術記④ 2回目の手術、その後。傷の位置が喋りに影響

骨隆起切除

前回記事の通り、2回目の骨隆起切除は
手術後の痛みが少なくて助かりました。
1回目と違った点や気づいた事を
いくつか書いてみます。

手術後1週間の生活。傷の位置と喋りにくさについて

1回目より少し大きめの骨を切ったので
傷も少しだけ奥まで長くなります。

その分、喋る時に
舌の動きで傷周りの粘膜が
より引っ張られやすかったのか
手術後、抜糸までの間
1回目よりも、会話しづらかったです。

期間的にも、1週間くらい(抜糸後も少々)
喋っていてビリッとくる瞬間があり…

なんとなく
切る位置が舌の付け根に近かったのが
この感覚でわかりますね。

たった、奥歯1/2弱くらいの差なんですが…面白いですね

骨隆起切除手術後の回復期間は?仕事復帰の目安

お仕事などの関係で、
手術後どのくらいの期間で
元の生活に戻れるか
気になる人も多いかと思います。

個人的感想では、下顎内側の骨をとる場合
少なくとも手術後3〜4日間は
人と長時間会話するのは
痛みを伴うと思います。
(急に痛んで、舌足らずな喋りに
 なってしまう時もあり…)

なので、この時期には
仕事で大事なスピーチとか
がっつり面談とかは
入れない方が良いかと。

ただそれも、上述の通り
隆起の位置(切る位置)によって
状況が少々違ってくるでしょう。

私の場合ですが
奥歯1/2ぶんだけでも、数日の差がありました。

術後に覚えた「歯が浮く」感じ

手術翌日から数日間、下顎の歯だけ
なんとなく歯が浮いた感じに。

2日目、わずかな違和感
3日目、はっきり歯が浮く(指で歯を押したくなるレベル)
4日目、はっきり歯が浮く
5日目、ぼんやり歯が浮く
6日目、だいたい落ち着く
7日目以降、ほぼ問題なし

こんな状況でした。
原因はわかりませんが…

そもそも下顎から奥歯数本ぶんもの
骨隆起を切り取ったばかりだから、
咀嚼時など、歯全体への力のかかり方も
一気に変わったからでしょうか??
(固定バンドが取れたみたいに…??)

抜糸後の食事、注意したいポイント

1週間後の抜糸が終わっても
まだしばらくは傷周りに用心しながら
柔らかめの食事で過ごすのがおすすめ。
ひとくちを少なめにするのも効果的。

食物が傷周りの粘膜に当たると痛いからです!

これはほんの一例ですが、抜糸した日の夜に
「つぶ栗餡入り 宇治抹茶今川焼」なるものを
ぱくぱく頂いてしまったところ…

しばらく半口を開けて
痛みに耐えることとなりました…

こういう口になる(画像:Unsplashから)

傷が軽かったという思い込みから
つい食べてしまいました。
今は反省しています。

特に、傷の端っこあたりです。
粘膜の形が、内側の骨と馴染みきるまで
しばらくの間、口内に当たる食べ物には
気をつけたほうがいいです。

バゲットや焼きたてベーグルなど
尖った部分がある食品は、特に痛い。
(生傷に固い板を突き立てるが如く)

尖ったカリカリが美味しいけれど。

便利になったこと:フロス、体温計、嗅覚など

下顎内側の骨隆起がなくなったので
デンタルフロスを使う時に
口内で指を動かすスペースか増えました!
(女性は爪がちょっと長かったりするので特に。)

それから、舌下体温計も
骨隆起に遮られず楽に使用できるように。

食事の際、口腔内の空間が広がった為
ほんの少しですが
嗅覚も鋭くなってきた気がします。

後は、舌の位置が変わることで
いびきをかかなくなったりするらしいので
それはまたいずれ
睡眠アプリを使って
録音して調べてみたいと思います。

3回目の手術は、6月下旬に

次回は、三度目の口腔外科手術です。
6月下旬に、下顎外側の骨隆起2つを
いっぺんに切除します。
(よって、手術は全4回じゃなくて全3回になりました)

初の「顎の外側」の骨隆起切除。

10針どころでなく縫うことになると思うので
しっかり栄養つけて当日に備えます。

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